2021-04-07 第204回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
柳田国男氏や渋沢敬三氏、折口信夫氏などの民俗学者の考える民俗をベースに、その中から行政が保護対象としたのが民俗文化財なのであります。 私が思うに、民俗文化財は、定義すれば、各地域の人々が上の世代から受け継いできた生活文化、民俗のうち、行政が保護対象としたもので、中でも無形の民俗文化財は、今を生きる人々の行為や言葉、感情などの形のない部分ということになると考えていますが、御見解をお伺いします。
柳田国男氏や渋沢敬三氏、折口信夫氏などの民俗学者の考える民俗をベースに、その中から行政が保護対象としたのが民俗文化財なのであります。 私が思うに、民俗文化財は、定義すれば、各地域の人々が上の世代から受け継いできた生活文化、民俗のうち、行政が保護対象としたもので、中でも無形の民俗文化財は、今を生きる人々の行為や言葉、感情などの形のない部分ということになると考えていますが、御見解をお伺いします。
しかもそれは、戦前の一時期まで、これは柳田か折口信夫か忘れましたけれども、若衆宿がある、そこに男が通う、そして女性が妊娠するときに、だれの子だというのは女性の側が決める権利があったというのが、これは事実として、戦前ぐらいまではそういう風習が残っていた地域もあったわけです。 また、万葉集の時代でも、これはいい歌なんですが、但馬皇女というのが穂積皇子という彼氏に贈った和歌があります。
もう一方では、真床覆衾というのは、これは折口信夫という方の説ですが、天皇が大嘗祭のとき、そういった幾重にも敷物のような中へくるまる、これは赤ちゃんの胞衣であると。だから、それは亡くなった天皇の霊魂が今回なる天皇に移って、それで赤ちゃんとしての状態でまた生まれ変わるんだという、そういう象徴であるといった説もありますので、そちらの説をとりますと、大変成人式に近いような様相が考えられます。
それで、神と一体になるという説は、私自身も専門外でこんなことを申し上げてはいかがかと思うのですが、いろいろな学説等をたどってみますと、折口信夫さんがそういうことを昭和の初頭に「大嘗祭の本義」というものに記述をされて、大嘗祭というものはそういうものだと一定の方々が唱えておられる。
人類学の長谷部言人先生、岡正雄先生、折口信夫先生、このかたはお亡くなりになりましてまだ後任は補充ができておりません。金田一京助先生、今和次郎先生、渋沢敬三先生、柳田国男先生の七人であります。只今一人欠員になつております。
それから神社神道の代表として選ばれたと、われわれ考えております折口信夫博士が、選考の過程において、いろいろ疑義を持つて委員の就任を拒絶された。それに対して、あくまでも引受方を懇請しているということを聞いておりますが、そういう事実があるかどうか。また就任を拒絶した場合に、宗務課長としては、どういう態度をとる方針でおられるか、これが第二。